皆さんこんにちは!川崎学舎の今村です。
3月10日~12日と3連休をいただき、北海道ニセコにてスノボをしてきました!
今年は暖冬だったので、雪質は春のシャバシャバ雪でしたので新鮮なパウダースノーを味わう事はできませんでしたが、ニセコ全山を心ゆくまで楽しみました!
川崎学舎を立ち上げた24歳ごろから旅によく出かけるようになりました。
ご当地のご飯を食べたり、新しい景色を見たり、自分が今まで体験したことのない事をする。それによって自分の感性に磨きがかかる。この新しい物と出会って成長しているような感覚がたまらなく好きでした。
今年はスノボにドはまり。
板も新調し、12月~3月の休みはほぼ全てスノボに全振り。
授業後すぐに夜行バスに乗り、翌日1日滑ってまた次の日9時から仕事、なんてことをしてました(笑)
自分がこれほどスノーボードにハマった理由は自分でもよくわかりませんが、スノーボードを通して自分が再発見したことがありますので皆さんに伝えたいです。
受動的になるな、能動的になれ。
塾の先生をやっていると、生徒から「勉強したくない」「宿題が大変」など、勉強に対して前向きでない発言が良く見受けられます。
現に僕自身も学校での勉強をつまらないと思った事は沢山あるし、宿題を出さない事も沢山ありました(笑)
この勉強の「つまらなさ・退屈さ」の1番の原因が「受動的」にやっているからだと思ううんです。
例えば子供といったら皆ゲームが大好きですよね。このゲーム、毎日必ずこなさなければならない「ノルマ」を付けられたらどうでしょう。
「毎日レベルを5上げる」「薬草を100個採取する」「5勝するまで終われない」など、、
例え大好きなゲームだったとしても、なんの理由もなしにこのノルマを毎日こなすのは厳しいですよね。
この状況と同じような事が「勉強」にも起こっているんだと思います。
特に日常に大きな不満を抱える事もなく、それとなく当たり前のように学校に行き、学年が上がれば受験があるからと言って塾に通い勉強をする。
「受動的」な生活の始まりです。
一方で、自らやりたい!と思った事をやっている時、いわゆる「目的意識」を持っている時はなりふり構わず夢中に取り組めますよね。
川崎学舎の生徒の中にも、もう既に「能動的」に勉強をしている人がいます。僕が何も言わなくとも宿題で分からない所があるからと塾に来て質問をしたり、「この単元が苦手だから問題を下さい」と自分から勉強する内容を決めたり。
では、この「能動・受動」の違いはどこから生まれるのか。
これについて僕はスノボを通して再発見したんです。
それが、ゲームだから「能動的」にやる、勉強だから「受動的」にやるという風に、行うテーマによって受動、能動が決まるのではなく、自分自身がある意味偶然与えられたテーマに対して「能動・受動」を選択しているということです。
どんなに皆が面白いと言っているテーマだったとしても、そのテーマに対して自分が興味や面白さ、奥深さを見出せなければ「能動的」にはなりえません。
僕のスノボも同じように、スノボを始めたきっかけはただ「遠藤先生にお誘いを受けたから」に過ぎないんです。
ただ、そのきっかけから始まった、「なんか面白い」というしょーもない気持ちを「能動的」に自分の趣味にしてしまっただけなんです。
つまり、高校勉強勉強に対しても、やらなければならない勉強の内容それ自体が劇的に面白くなるわけでもないし、やる教材を変えたからとて興味が湧くわけではない。
自分の本望ではなかったかもしれないし、楽しそうに思えないかもしれない、合理的に考えても上手くいくとは思えない、やっても何の意味もない事かもしれない。
そんな状況でも、
「やってみよう」「面白さを見出してみよう」と、「能動的」に思いこむ。
そんな力が必要なんだと思いました。
是非高校受験に対しても、「つまらない」「宿題やだ」と「受動的」に考えるのではなく、
「努力したこの先に何かがあるはずだ」と信じて「能動的」に過ごしていけたらと思ってます。
今村
追記
「能動・受動」の境目は極めて不安定なものです。
自ら選択して山を滑っていた(能動)としても、コケてしまい山を滑り落ちる(受動)なんて事はざらにあります。
最初は連れられていった(受動)はずが、自分から行くようになってしまった(能動)ことも。
また、自分が能動的に設定した目標でも、時間がたてばそれが足かせになり、受動的になる事も多くあります。
もっとスケールを広げて考えれば、ある一定の社会に属して生活している以上、社会のルールや規則にあくまでも「受動的」に行動しているともいえるでしょう。
日頃から「受動」とはなんなのか。自分とは何なのかを自分自身に問いかける必要がありそうですね。
また来週もスノボに行ってきます!(笑)
いい文章です、、、
能動的と受動的のお話すごく身に染みました。
やろう!という気持ちがないと続けられないことが僕にもたくさんありました。(勉強はほぼ全部でしたが笑)
受動的に取り組むのもきっかけとしてはいいと思いますが、どうせやるなら能動的に行動したい!
スノボ応援しています。
とってもいい文章です👍🏻
能動的に自分からやるとなんだか調子良くなる感じします!!
常日頃から能動的なものを求めていきたい!
「感覚は一瞬で入れ替わる」と日々実感しています。自分から能動的・主体的にやっているつもりでも,いつのまにか受動的にやらされている感覚になってしまうことってありますよね。
中学生のうちから,自分から勉強する意味を見出して,能動的に学ぶという感覚を身につけてほしいです。
これからの人生も勉強はずっと続くのだから。門野坂