日本大学高等学校(日吉)一般入試B日程に向けて
川崎学舎の今村です!
日大日吉の入試は、2月10日、12日共に受験可能なため10日に受験した問題を復習する事はとてもメリットがありますね!そこで、受験生の皆さんが解答をもとに対策を立てられるように【2025年度の日大日吉の解答】を作成しました。一番復習しがいのある数学のみの記載となります!
「どのように解けばよいのか?」といった疑問に答えながポイントも交えて解説しています。ブログの最後には残りの時間でできる対策方法も載ってますのでご活用ください!

※本記事では、の2025年度入試の過去問をもとに、独自に作成した解答と解説を掲載しています。本解答は川崎学舎が独自に作成したものであり、学校公式の解答ではありません。正答については万全を期しておりますが、一部異なる可能性があるため、参考資料としてご活用ください。
日大高校(日大日吉)の2025年度一般入試A日程
数学の解答・解説
【概要】
昨年度よりも難化しました。取れる問題と取れない問題で難易度がはっきりと分かれた印象です。合格基準点は60点前後となりそうです。出題傾向は前年度と変化なしです。
大問1 小問集合
大問2 二次関数
大問3 データの分析
大問4 円と相似
大問5 立体図形
大問1 小問集合
(1)、(2)、(3)、(4)、(6)、(8)は例年通りやさしめの難易度。(5)、(7)は難しい。(4)は答え方に戸惑った方も多かったのではないだろうか。
【設問の概要】
小問 8題
【解答】※二分の一などの分数は「1/2」などと表記
問題1(1)10x²y⁴
【解説】
(1) 丁寧に計算しよう。過去問通り。
(2) 有理化オンパレード!過去問より簡単。
(3) xとyを入れ替えると→二つ目の連立方程式のxとyを入れ替えよう。過去問通り。
(4) x2-x=Aと置いてから展開しよう。2乗があるので迷った人もいるだろう。過去問通り。
(5) ∠ACD=∠ADC=aとおく。ABに補助線を入れる。∠BAD=90°、∠CAD=180°ー2aより、∠BAC=2a-90°。円周角の定
理より∠ABD=a。BDとACの交点をMとし、△ABMの内角の和=180°で立式する。
(6) 「∠FAE=∠CAE、AE⊥FC」→△AFCは二等辺三角形!よってAC=AF=4、FB=1。最後は中点連結。
(7) y=ax²について変域を考えると16a≦y≦0、y=-1/3x+bについても同様に変域を考え-2/3+b≦y≦4/3+b。連立。
(8) 6マス6マスの表を書こう!
大問2 二次関数
過去問より難しい。特に(2)は問題文の言い回しにつまづいた人がいるだろう。(3)の等積変形の問題も難易度が高い。
【解答】※二分の一などの分数は「1/2」などと表記
問題2:⑴ OH=√2 ⑵ 88π ⑶ R(-3,3)
【解説】
(1) △OABの面積を2通りで表す。3×2=AB×OH。もしくは傾きが1の直線は45°になるので45°定規に気付いても良い。
(2) Oからみて一番遠い場所はC、一番近い場所はA。よってOCを一周させた円からOAを一周させた円を引く。OC=3√10 OA=OH=√2
(3) 共通部分△OABを除いて考えて、△ABR=△ABCの等積変形。AB//CRとなる直線CRとOAの交点がR。
大問3 データの分析
過去問通り。(3)の問題の正解を出すのが時間がかかり大変。
【解答】※二分の一などの分数は「1/2」などと表記
問3:⑴ 53分 ⑵ 61分 ⑶ 2と4
【解説】
(1) 四分位範囲=第三四分位数-第一四分位数。85-32
(2) B組のデータを見て、35が中央値。[36~105]の中央値が第三四分位数。
(3) 1❌ A組の四分位範囲:53, B組の四分位範囲:61-9=52
2⭕️ Aのデータの範囲:115-15=100,Bのデータの範囲:105-5=100
3❌ 使用時間が55分の生徒はBにはいるが、Aにいるかどうかは判断できない。
4⭕️ Aの第一四分位数=32。これは下から数えて9番目の数。
5❌ 平均値はこのデータからは求められない。
大問4 円と相似
過去問で円と相似単体の問題が出題されたことがあまりなく、傾向から少し離れた問題。(1)は角の二等分線に気づくのが大変。(3)はパターン問題の一種だが、レベルが高い。法政第二の過去問に同様の問題の出題あり。
【解答】※二分の一などの分数は「1/2」などと表記。
問題4:(1)BE=30/7 (2)△BCD=25 (3) AE:EC=24:25
【解説】
(1) ∠BAC=∠DACの角の二等分線より、AB:AD=BE:DE=6:8。よってBE=10×3/7
(2) △BCDは45°定規。BD=10より、CからBDに垂線を下ろした足をHとすると、CH=5。10×5×1/2=25
(3) AからBDに下ろした垂線の足をNとする。△ABDに面積2通りを用い、AN=24/5。△AEN⑀△CENの相似を用いて、
AN:CH=AE:CH
大問5 立体図形
過去問より難しい。立体のパターン問題というより、(2)は円と相似の問題。(3)は簡単だが(2)が解けないと進めない。
多くの受験生が悩んだことだろう。
【解答】※二分の一などの分数は「1/2」などと表記
問題5:⑴ 4√2 ⑵ 4 √6/3 ⑶ 16/9
【解説】
(1) ∠FGD=90°。FG=4、GD=√2、FG×GD×1/2
(2) 平面AFGDを切り抜いて考えると、接弦定理より∠DGP=∠GFP。∠D共通より、△DFG=△DGP。FP=xと置いて相似
を用いて立式すると、FD:GD=DG:DPより、xを求める。
(3) Pから底面に下ろした垂線の足をNとする。△FPN⑀△FDHより、FP:FD=PN:DH。FP:FD=2:3より、PN=
DH×2/3=4/3。P-MFG=4×2×1/2×4/3×1/3=16/9
まとめ|日大日吉の一般B日程に向けて
計算の難易度は例年通り。ただ、平面図形の割合が増え、関数の難易度も上がったので全体的に難しい印象だった。法政第二の過去問の類題が多くでた印象。今からできることは日本大学高等学校(日吉/日大日吉の過去問の平面図形問題をやり直すこと。余裕がある生徒は法政第二の過去問を購入し、平面図形・関数の問題のみ取り扱うのが良いだろう。
最後の調整、追い込み、頑張っていこう!!!
今村
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